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小説

猫又館・第4話 歓迎会!

 

みう
みう
あらためて、入社おめでとうございます。優馬君と朱里ちゃんの今後のご活躍とご健勝を祈念しまして乾杯!

みなの乾杯の掛け声と共にグラスの心地の良い音色が響き

各々琥珀色の液体をグッと飲み干していく。

一杯飲み干した猫が上機嫌で話し出した。

主人くん
主人くん
ぷはぁ~、みんなで飲むビールは最高だね!二人ともはじめまして、僕が主人です!よろしくね。
優馬
優馬
猫が・・・・しゃべってる。
朱里
朱里
しかも、ビール飲んでるし・・・

奇妙な光景に2人とも驚きを隠せない。

猫が2足歩行をししゃべりビールを飲み干す。

これを見て驚かないほうが稀だろう。

こんなことができるのはポケモンのニャースぐらいではないだろうか?

瑠璃
瑠璃
始めてみた時は私も驚きました。
みう
みう
あはは、これでも元々は人間だから安心してね。猫になったのはちょっとした事情があるんだけど・・・
主人くん
主人くん
その話はまた今度ね!

猫が話に割ってはいってくる。

優馬
優馬
どうして猫になったかすげぇ気になる。
朱里
朱里
ねぇ♡ご主人様っ。もったいぶらずに教えてくださいよ。
主人くん
主人くん
今日は、僕のことより2人の事を色々を知りたいな。

猫は華麗に話をそらした。

みう
みう
優馬君はお休みの日はなにしてるの?
優馬
優馬
キャンプに行ったり、友達とスポーツをしたりアウトドア中心ですね。
主人くん
主人くん
僕もキャンプが好きなんだ!今度一緒に行こうね。

嬉しそうに猫が言う。

みう
みう
じゃあ、主人君がキャンプに行くときの警護は優馬君にお願いしようかな♪
優馬
優馬
しゃべる猫とキャンプ、すごい体験になりそうだ。
みう
みう
朱里ちゃんは?
朱里
朱里
あたしは優馬みたいにこれって趣味がないので休日はお買い物に行ったり、友達とお出かけしたりですかね。先輩ともよく会っていますよ!
みう
みう
そういえば2人は同じ学校出身なんだよね?

瑠璃の腕に抱きつき嬉しそうにはいと返事をする朱里。

みう
みう
ふふっ♪朱里ちゃんは瑠璃ちゃんのことが大好きなんだね。
朱里
朱里
はい!あたし今はこんなだからありえないって言われるんですけど、昔は根暗で嫌な奴だったんです。でも先輩のおかげで変わることができてそれから先輩の事を尊敬し愛しているんです♡
主人くん
主人くん
朱里ちゃんはビアンなの?
朱里
朱里
好きになった男の子とお付き合いしたこともありますしどうなんでしょう?今は先輩に夢中なので好きになると性別は気にしないってタイプかも。
主人くん
主人くん
なるほど~先輩、愛されてますね!
瑠璃
瑠璃
あはは、なんだか照れますね。そういえば私、ずっと気になっていたんですけど課長とご主人ってどんな関係なんですか?

瑠璃がニヤニヤしながら聞く。

みう
みう
しいて言うなら大学時代の同期でサークルも一緒だったんだけど簡単に一言でいうならうーん、そうだなぁ

主人くんとみうは声をそろえて言う。

主人くん
主人くん
友達以上、恋人未満かな。
みう
みう
ペットと飼い主かな!
朱里
朱里
2人の意見に相違がありますね。
主人くん
主人くん
だって、うちのお屋敷に来てくれたし学生時代だっていつも一緒にいたから僕に気があるのかなって思ってたんだけど。
みう
みう
今の仕事は楽しいし充実しているからお屋敷の仕事を紹介してくれたことはとても感謝しているよ♪学生時代一緒にいる時間が多かったのはサークルが同じだったからじゃないかな?キミのことは嫌いじゃないけど今は異性としては意識できないかな。だって猫になっちゃったし。

なにも言い返せずに固まってしまう猫。

みう
みう
とりあえず、人間に戻ってから口説いてね。
朱里
朱里
なんとなく2人の関係性がわかりました。がんばってくださいね、ご主人様♡
主人くん
主人くん
はーい。

こうして楽しい夜は更けていくのだった。

おしまい